保育士の待遇改善を表明・私立高校の実質無償化検討(29.11.21)

2017年11月22日

安倍首相は、衆院本会議の代表質問で、人手不足が深刻化している保育士や幼稚園教諭の処遇改善に取り組む考えを表明。

首相が衆院解散時に打ち出した幼児教育・保育の無償化より、保育士の待遇改善で待機児童解消を図るべきだとの保護者らの声を踏まえたとみられる。
公明党が求めている私立高校の授業料実質無償化を検討するとも言明。

与党の意見を踏まえた上で、12月上旬に閣議決定する新たな政策パッケージに反映していく意向も示した。
政府は保育士の賃金を引き上げ、人材確保を進める方針。

最大で400億円規模になるとみられる経費の財源確保が今後の課題になる。

厚生労働省の2016年の調査によると、全産業の平均月収が30万4000円だったのに対し、保育士は21万5800円と9万円近い開きがあった。
首相は、2020年度までに3~5歳の全ての子どもたちの幼稚園、保育園の費用を無償化すると改めて強調。

「併せて保育士や幼稚園教諭の処遇改善や労働負担の軽減などの取り組みを推進する」と述べた。

著者:太田満