刑務所出所者等の就労支援に関する報告書公表(30.5.16 厚労省)

2018年05月16日

厚生労働省が、刑務所出所者等に職業相談や職業紹介等を行う刑務所出所者等就労支援事業について報告書をまとめ、公表しました。

報告書では、わが国では無職の出所者の再犯率が高いことから、出所者の就労を通じた生活の基盤づくりを進め、安心して暮らせる社会の実現に取り組んでいるとし、今回の調査で当該事業を実施するハローワーク4カ所および雇用に協力する事業所5社から、就労支援の工夫や雇用事例について聞き取りを行い、その結果をまとめています。
 
【報告書のポイント】
(1) ハローワークの主な取組み
○出所直後から就労と住居を確保できる寮のある事業所を紹介
○刑務所入所歴を開示し、更生の意欲を伝え対象者と事業所の信頼関係を構築
○就職面接会の実施、内定通知書の発出で出所へのモチベーションを向上
○公共職業訓練や農林漁業就職支援を活用した就職を実現

(2) 事業所における雇用の取組み
○採用に際して「更生への思い」や「戦力になる人材」であることを重視
○「出所者等就労奨励金」、「身元保証制度」などの各制度を利用し負担を軽減
○所持金が少ない出所直後は給料を日払いで対応
○雇用主として対象者の就労を通じ、更生に寄り添うとともに再犯防止を支援

http://www.mhlw.go.jp/iken/after-service-2018.05.15.html

著者:太田満